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普通の女子高生ですが、何か?

1: 瑠璃☆2017/02/25(土) 19:48:19 HOST:kd119104114116.au-net.ne.jp


私は、普通の女子高生。


只、ちょっぴり、気が強いだけ。



2: 瑠璃(sage)☆2017/02/25(土) 20:00:54 HOST:kd119104114116.au-net.ne.jp

#0

三原リオン(みはらりおん)
……普通の女子高生。ちょっぴり、気が強い。冷静沈着で、余程でない限りは動揺しない。茉利とは小学校からの幼馴染み。

白川茉利(しらかわまつり)
……可愛いが、毒舌でサバサバした性格によりモテてはいない。嘘が巧い。リオンを信頼していて、アイコンタクトで会話が可能。


3: 瑠璃☆2017/02/25(土) 20:19:34 HOST:kd119104114116.au-net.ne.jp

#1

偏差値そこそこの公立高校で、2年目の夏を迎えようとしている私は自分の席で黙々と明日までの課題をこなす。

誤解を招かないように言っておくが、別に友達が居ない訳じゃない。
寧ろ、それなりに人気者だ。
ただ、私が好んで、こうしてるだけ。

三原リオンという名の私は、普通の女子高生。
少しばかり、気が強いだけでその他は平凡。
あ、因みに部活は剣道部。

幼馴染みの白川茉利とはクラスが離れているせいか、ここ数日、会っていない。
まぁ、同じクラスだったところで、特に何もないけどね。
茉利は可愛い顔の割に毒舌で、淡白な性格をしている。
そんな茉利だから、1人を好む私でも長い付き合いが出来てるんだろう。

クルクルと回していたシャーペンは手から滑り落ち、カタンと音を立てて、床に落ちた。


4: 瑠璃(sage)☆2017/02/26(日) 19:13:08 HOST:kd119104103059.au-net.ne.jp

※訂正

#1のタイトルを付け忘れていました。

#1は「ぶりっ子悪女の退治方法」です



5: 瑠璃☆2017/02/27(月) 18:39:26 HOST:kd119104115162.au-net.ne.jp

「はい、どうぞ」

と拾いあげてくれたのは、隣の席の茶髪の美少女。
この学校は校則が緩くて、染髪や化粧も許されている。
だから茶髪の人間は多いし、稀に金髪も見かける。

「ありがと」

なんて軽く返事をしておけば、美少女も軽く微笑んで、恋愛話か何かで盛り上がる女子の輪に入っていく。

それを見て、一安心する。

美少女の名は田町ルル(たまちるる)。
私とは幼稚園からの付き合いだ。
ルルは男子からモテるせいか、女子から妬まれやすい。
女子の嫉妬は恐ろしいもので放っておけば何をしでかすか、分かったものではない。
だから、私はことあるごとにルルを庇っていた。

その点において、今年、同じクラスになれたのは安心できる。
まぁ、高校に入ってからは何事もなく、平穏な日常を過ごせてるようだけどね。

「あ、いけない」

昼休みはあと10分しか残っていない。
そんな状況で茉利から、次の授業で使う教科書を返してもらっていないことを思い出した。
面倒臭い、と思いながら、茉利のクラスに向かう。

私が2組で茉利が4組だから、そんなに離れてはないんだけど。
そもそも、私は動くことが面倒なのだ。
というか、借りた奴が返しに来るもんでしょ、普通は。

心の中でぶつくさ文句を言いながら、茉利のクラスの教室に入って、お昼寝タイムだった茉利の頭を叩く。

「……っ!……痛いってば……どうせ、リオンでしょ…?」

叩かれた頭を両手で押さえて、机に突っ伏しながら文句を言う茉利。

「借りたら自分で返しに来い」

そして、そんな茉利に苛立つ私。
茉利は気の抜けた返事をしながら、私の教科書を机の上に出した。

「250円のお支払をお願いしまーす」
「いや、貸したのは私だから」
「あ、消費税込みだと270円か」
「ふざけんな」

サッと教科書を取って、早足で教室を出る。

私と茉利のいつもの会話なんて、こんなものだ。


6: 瑠璃☆2017/03/09(木) 18:03:14 HOST:kd119104111094.au-net.ne.jp

わらびもちを食べながら、茉利は言った。

「西野沙織(にしのさおり)」
「………誰?」

いつもと変わらない昼休み、珍しく茉利から連絡が来て、私は茉利の教室へと来ていた。
開口一番に口にされた名前に、私は首をかしげた。

お昼ご飯に、教室でわらびもちを食べる茉利にも首をかしげたんだけどね。
だって、普通、わらびもちを昼食に選ぶ?

「ルルちゃんの元カレの、元カノ。ほら、ケバくて性格悪い彼奴じゃん。」

だから誰だよ、と思いながらも何となく、思い出してきたような……。

「で、それが?」

そう尋ねると、茉利は声を潜めて話し出す。

「ルルちゃんにやり返そうとしてるらしいよ」
「やり返す?」
「田町ルルに男を取られた、って話をしてるらしくて、それでやり返してやるとも言ってるらしい。」
「は?ルルがそんなこと、」
「西野が勝手に思い込んでるだけでしょ。ルルちゃんは可愛いし、妬んでるんじゃない?」

馬鹿馬鹿しい。
相手にする必要もないじゃない。

「気を付けた方がいいよ。ああいう馬鹿は何をしでかすか分からないし。」

とりあえず頷きながら、私は自分の教室に戻った。
茉利の言ってることが分からない訳じゃない。
だけど、そういう馬鹿は頭だって馬鹿なのだから、そんなに構えることはないと思う。
どうせ、大した計画も練れないだろうし。

なんて考えていた私は、こういう時の茉利の勘の鋭さをすっかり忘れていたのだった。


7: 莉那☆2017/03/12(日) 08:29:05 HOST:pc108190.ztv.ne.jp
>>6面白いです!頑張ってください!(≧▽≦)

8: 瑠璃☆2017/03/12(日) 20:18:40 HOST:kd119104111148.au-net.ne.jp

「ねぇねぇ」

私がいつも通り、自由気ままな昼休みを堪能していると、このクラスでルルといつも一緒に居る2人に話し掛けられた。
ルルはトイレか何処かに行っているらしく、教室には居ない。

「これ、知ってる?」

と言われて、差し出されたスマホには自分の近況や他人の情報を知れる、鳥のロゴで有名な人気アプリの画面。
私はそういうのは苦手だからやっていない。
自分の近況を明かすなんて何の意味があるのか分からないし、他人のことも興味が無いし。
そんな私の性格だと向いてないアプリだからね。
茉利は情報収集のツールになるとか言って、やってるんだけど。

じゃなくて。

画面を見ながら、文字を読むと。

「……ルルって名前の女に………男を取られた…?」

その文章の後には泣き顔の絵文字と、それからキスをする男女の写真と、その男が手を繋いで別の女と歩く写真。
アカウント名には『S』。

「この写真、よく見るとね……」

と言って、手繋ぎデート写真を拡大してくれたものを見れば、そこに写るのは間違いなくルル。
しかも隣の男は、確かに、ルルの元カレだ。
そしてアカウント名は『S』、普通に考えればサ行の名前。

「コメント欄もすごくて……」

と遠慮がちに言われて、慌ててコメントも見れば、なかなかの数だった。
それも、ルルを擁護するものは殆ど無い。

ルルはこのアプリを入れてなかった筈だから、多分気付いていない。
それだけは幸いと言うべきか。

「あぁ、これね……嘘だから気にしなくていいよ」
「画像もあるのに?」
「画像は本物だけど、話は嘘だから」
「……そうなの?」

不安げな2人に、私はにっこり微笑む。

「ルルの友達なら、ルルを信じてあげてよ」

私の言葉に2人は顔を見合わせ、力強く頷いた。


9: 瑠璃(sage)☆2017/03/12(日) 21:24:46 HOST:kd119104114249.au-net.ne.jp

#莉那さん

コメントありがとうございます!
がんばります(*^^*)


10: 瑠璃☆2017/03/12(日) 22:00:11 HOST:kd119104114249.au-net.ne.jp

side→?

あの女は、私に夢中だった男を奪った挙げ句、たった半年で捨てた。
本当はもっと早く、やり返すつもりだったのに。

彼奴の幼馴染みだとか言う女と、その友達らしき女が厄介で、迂闊に手が出せなかった。
でも、今なら大丈夫。
私は彼奴らと違う学校だから、もし私が彼奴にやり返しても、幼馴染み達は私にやり返せない。

どうせ、彼奴らに私の居場所なんて分からない。
それに、そこまでしてやり返してくるとも思えない。

幼馴染みも、その友達も普通の女だった。
私が絡んでた奴らの中では「あの2人はヤバい」と言われてたから警戒してたけど……そうでもなさそう。
案外、デマだったりして。

まぁ、何でもいい。

中学の卒業アルバムを開いて、とあるクラスのページを見る。

今は茶髪らしいけど、この時は黒髪だったあの女。
絹のように白い肌、ぱっちりとした目に、長い睫毛、高い鼻と桜色の唇。
ふわりと笑みを浮かべるのは、偽りの天使。
整った顔には、既に沢山の傷がある。

近くにあったハサミを手に取り、刃で更に傷を付ける。
最早、傷で顔が見えなくなりそうだ。

「私は高嶺の花だったのにっ……!」

どんな女も私を見て羨んで、どんな男も私を見て憧れた。
そんな私の男を奪うなんて!

「許さないっ、許さないっ!」

絶対に許さないっ………………!


11: 瑠璃☆2017/03/13(月) 18:10:52 HOST:kd119104117034.au-net.ne.jp

「で、リオンはどうするつもり?」

本日の昼食であるスムージーとかいう洒落たものを口にしながら、茉利は私に問う。
何でこの人は、風変わりな昼食ばかりなんだろうか。

まぁ、それは置いといて。

「とりあえず、西野の出方を伺いながら、さりげなく制御する」

茉利も西野沙織が動き出したことに気付き、ちょうど、私が行こうかと思った時に私の教室に来たのだった。
……スムージーを手に持ちながら。

「制御、とは?」
「コメント欄を片付けたい。ネット上は匿名だから、言いたい放題の馬鹿な輩を先にどうにかすべき。」

私の言葉に、茉利はパチンと指を鳴らし、人差し指を私に向ける。

「なるほどね、ルルちゃんを擁護するコメントを出すんだ」
「正解」

ルルを攻撃するコメントばかりの中に、擁護するコメントを1つ入れたぐらいじゃ意味はない。
やるなら、複数のアカウントから大量に出す必要がある。
そうして、ルルを批判するのではなく、庇う方向に持っていく。

「茉利ならできるでしょ?」
「勿論、と言ってもやるのは兄さんだけどね」

茉利のお兄さんはゲーマーで、コンピュータに精通している。
やろうと思えば、ハッキングも出来るらしい。
そんな彼にも、少々手伝ってもらおう。

「文章は私が考えたらいいの?」
「任せる」
「はいよ」

茉利の演技力はなかなかだ。
上手いこと、やってくれるはず。

西野沙織に味方を付ける訳にはいかない。
ルルの家とかをコメント欄にいる輩の誰かが調べ出したりしたら、流石にやばくなってくる。

「茉利、不謹慎な笑みは慎みなさい」
「そういうリオンだって、唇の端が上がっちゃってるけど?」

そうやって、私達は互いに、性格の悪い笑みを浮かべた。


12: 瑠璃☆2017/03/16(木) 14:42:25 HOST:kd119104118192.au-net.ne.jp

翌日、昨日と同じ2人が私に話し掛けてくる。

「リオンちゃん、これ見て!」

と言って差し出されたスマホには、昨日と同じ画面が映っている。
違うのは、そのコメント欄。

『そいつ最低』
『ルルって女、くそビッチじゃん』
『うざいね』

初めは、そんな批判の言葉が飛び交っている。
しかしながら、途中からルルを擁護するコメントが入ってくる。

『その写真、証拠にならないよねー』
『貴方の元カレと彼女が付き合ってるだけで、それだけで取ったとは言えないと思うけど』
『悲劇のヒロインになりたいの?w』

その間に、ちょくちょく、ルルを批判するコメントもあるけれども。
やがては、擁護するコメントの多さとその言葉の正当性に負けたのか、全く無くなっていた。
……少々、言い過ぎじゃないかと思う節もあるが、それは茉利のご愛嬌ってことで。

「相変わらず、仕事がお早い」

呟く私の声は聞こえなかったようで、2人は安堵したように溜め息をつき、にっこり笑っている。

きっと、西野は自信があった筈だ。
フォロワーが大勢いて、可愛くてセンスのある自分は高嶺の花で、だから自分の味方をしてくれるだろう。
そんな自信があった筈。

貴方が高嶺の花?
もし、本気でそうやって思ってたら、笑いが止まらなくなりそう。
だって、それでそれなりに可愛いなら、まぁ仕方ないかと思うけど。

不細工な顔面を無理矢理、化粧で誤魔化しておきながら、そんなこと言えないでしょ?
いや、誤魔化しきれてなかったかな。

別にね、私は不細工が嫌いなんじゃない。
だって、私もそうだし。
化粧をすることも当然のこと、もっと言えば整形も。
不細工が可愛くなろうと頑張ることを否定しない。

だけど、ルルを陥れようとする不細工は気に入らない。

あぁ、まずい。
こんな状況なのに、とてつもなく愉しくなってきたじゃないか。


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