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黒バスキャラのメール
[14]裕 (Kzq1l.yYEo):2014/05/17(土) 18:06:30 HOST:softbank221054250129.bbtec.net
カサ、という音をたてて、紙を開く。
紙はルーズリーフをたたんだもので、
かなり質素なものだったが、一文字一文字丁寧に綴ってある文字。
それを読んでいく。
『奈津さんへ
すみませんが今日の放課後、体育館に来てください。
伝えたい事があります。
すぐに終わるので、時間は心配しないでください。』
奈津にとって、割となじみのある内容だったが
最後の、名前を見、奈津は目を見張った。
『黒子テツヤ』
奈津の、クラスメートだ。
目を見張った理由は、そのうち分かるだろう。
奈津は、その紙をポケットにしまうと、教室に戻った。
教室を見回すと、いつものように
後ろの端の席に座って本を読んでいる黒子テツヤが目に入った。
綺麗な水色の髪に、表情のない顔。
肌は白くて、でも、半袖になると見えるがっちりとした筋肉。
今年造られた、女子バスケットボール部に入っている奈津は
黒子のプレイを何度か見たことがあった。
バスケをしているときは、いつもと違う表情が垣間見える。
勝った時に、笑っている顔や、肩で息をしながらも、楽しんでいるような生き生きとしたプレイ。
奈津は、黒子のバスケを見るのが好きだった。
普段は影が薄く、黒子をなかなか見つけられない奈津だが、
彼がバスケをしているときだけは、すぐに見つけられる。
いや、勝手に目が追っているのだ。
だが、奈津はそれが恋愛感情なのかが分からなかった。
また、あのおとなしくてお世辞にも派手とは言えない黒子が、
あんな手紙をよこすとは、奈津にとって予想外だった。
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